「Zend Framework」のサイトをオープン、プレビュー版の配布開始

米国時間3月3日発表 Zend Technologies リリースより

米国Zend Technologies (Cupertino CA、以下 Zend ) は、米国時間2006年3月3日、「Zend Framework」のサイトをオープンし、プレビュー版の配布を開始したことを発表しました。「Zend Framework」は、ZendがPHPコミュニティとISVと協力して、PHPアプリケーション構築方法を標準化するオープンソースの Framework作成プロジェクトです。オープンソース・コミュニティや、Zendのパートナー及びユーザが今後のデファクトスタンダードとなるPHP 開発・運用環境を作り上げていく「PHP Collaboration Project」の一環となるプロジェクトで、IBMや、Oracle、MySQL、Intel などが参画しています。

「Zend Framework」は、昨年10月サンフランシスコで開催したPHP最大のイベント「Zend / PHP Conference」で構想が発表され、その後数ヶ月で今回のWebサイトのオープンまでこぎつけました。「Zend Framework」のダウンロード、マニュアルなどのコンテンツを含む当サイトは、今後プロジェクトの基盤的な役割を果たします。

今回のリリースは、開発者向けの機能評価用となっており、「Zend Framework」の機能や動作を確認することができます。 サイトオープンに伴い、「Zend Framework」プレビュー版の配布を開始いたしました。
http://framework.zend.com/download
なお、同時に「Zend Framework」の利用や開発に関する情報をやりとりする専用のメーリングリストもオープンしました。
fw-general-subscribe@lists.zend.com
公開後メーリングリストをはじめとする沢山のフィードバックが集まり、3月8日にはバージョン0.1.2がリリースされています。

「Zend Framework」に実装されている主なコンポーネントは以下の通りです。

  • Zend_Controller、 Zend_View
  • Zend_Db
  • Zend_Feed
  • Zend_HttpClient
  • Zend_InputFilter
  • Zend_Json
  • Zend_Log
  • Zend_Mail、 Zend_Mime
  • Zend_Pdf
  • Zend_Search_Lucene
  • Zend_Service
  • Zend_XmlRpc

なお、ダブルバイトに対する配慮は特にないため、日本語環境においてはそれを考慮し採用する必要があります。


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