IBM Power Systemsに対応した「Zend Core for i5/OS 日本語版」を発表

ゼンド・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:福安徳晃)は、IBMのビジネスサーバー IBM Power(TM) Systems向け最新OS「IBM i」に対応したPHPサーバーソリューション「Zend Core(ゼンド・コア) for i5/OS2.0.1AJ」を発表、本日より販売を開始いたします。

IBM iは、5GHzのクロックレートを実現するIBMの高速プロセッサーPOWER6(TM)を搭載したIBM Power(TM) Systemsに対応した最新OSです。AS/400ならびにi5/OSの後継であり、国内約1万社を超える企業のビジネスを支えるシステム基盤として広く採用されています。旧来のOS環境のコンパチブルを保ち、旧来環境を最新のハードウェア上で実現することを可能にすることから、日々拡大し複雑化するビジネスを担うコンピュータプラットフォームとして導入が進んでいます。

PHPサーバーソリューション「Zend Core for i5/OS 日本語版」は、i5/OS環境にPHPのWebアプリケーション環境を構築するプロダクトとして2006年8月より日本語版を提供してきました。今回IBM i対応版として提供を開始する「Zend Core for i5/OS 2.0.1AJ」は、i5/OS(V5R4)およびIBM i(V6R1)のいずれにも対応し、日本語環境特有の文字コードに対応しています。IBM iならびにi5/OSのプログラム資源やデータベースをシームレスに活用できるように標準のPHPを大幅に拡張しています。

■ Zend Core for i5/OS 2.0.1AJ 主な新機能

  • i5/OS(V5R4)およびIBM i(V6R1)のいずれにも対応

    旧来のOS環境であるi5/OS(V5R4)および最新のOS環境となるIBM i(V6R1)のいずれにも対応しています。

  • 高速なWebシステムを構築

    IBM iに標準で搭載されているWebサーバIHS(IBM HTTP Server)とは別にPHP専用のWebサーバ(Apache 2.0)をインストールします。これによって、約20倍高速なPHP Webアプリケーション環境を実現します。

  • DB2/400へのアクセス

    IBM iに標準で搭載されているデータベースシステムDB2/400との接続用APIを実装しています。これにより、PHPプログラムからDB2/400へのアクセスがシームレスに行えます。また、MySQLへアクセスするためのドライバも実装しています。

  • RPGプログラムなどのシステム資源へのアクセス

    RPGプログラムの呼び出しおよび戻り値を取得するAPIを実装しており、プログラム資産を有効に活用できます。また、ファイルシステムなどのIBM iのシステム資源にアクセスするAPIも実装しています。

  • 管理GUIによる容易な環境操作

    PHP環境ならびにApacheのコントロールを行うためのGUIを搭載しています。

■ 推奨環境

  • プラットフォーム:IBM i V6R1 (QCCSIDは5035を推奨)、i5/OS V5R4 (QCCSIDは5035を推奨)
  • Webブラウザ:Microsoft Internet Explorer 5.5 以降 , Netscape 7 以降 ,Mozilla 1.7 以降 , Firefox

■ 実装環境

  • PHP:5.2.1 (DB2/400ならびにシステム資源へのアクセスAPIを実装)
  • Webサーバ:Apache 2.0 (インストーラにバンドル)
  • その他:管理GUI

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