Zend Server 監視機能

管理者に代わってWebシステムの実行状況を常に監視するユニークな機能

Zend Server アイコン Zend Serverは、PHPで構築されたWebアプリケーションが最適な状態で実行されるための実行環境を提供します。Zend Serverが提供する高速化/効率化機能によって、実行時間の20-30%削減およびリクエスト数の20-30%増加が実現できます。
さらにZend Serverには、管理者に代わってPHPプログラムの実行状況を監視するモニタリング機能が搭載されています。モニタリング機能は、開発時のバグフィックス/パフォーマンスチューニングから本番運用時の運用監視まで幅広い利用価値があります。
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このWebページは、Zend Server Enterprise Edition が提供するモニター機能を詳しく解説します。

Zend Server モニター機能概要

モニタ機能の概略

モニタ機能には、PHPの実行状況をルールに照らし合わせて常時監視します。ルールに抵触するPHP処理を発見するとその状況を記録します。さらに、メールによる報告やコードトレース(ステップ単位の実行状況記録)の採取を実施します。

ルールの種類

PHPプログラムの異常検出するためのルールをご紹介します。

種類 ルールの種類 備考
実行結果 PHPエラー
関数エラー
DB関数エラー
ページ出力量
Javaキャッチしていない例外
実行状況 スクリプト処理時間(値指定/相対指定) 2段階(軽微/重大)
メモリ使用量(値指定/相対指定) 2段階(軽微/重大)
DB関数処理時間 2段階(軽微/重大)
関数処理時間 2段階(軽微/重大)
デプロイ関連 2段階(正常/異常)
Job Que

Zend Serverでは、PHPの実行状況を詳細に関しするため、22種類34項目のルールを設定できます。これらのルールによって、通常は検出できない微細な変化まで把握することができます。 

ルール設定画面:値指定 

ルール設定画面:値指定

検出の基準となる値を入力します。
検出時にコードトレーシングを実施する場合に指定します。
検収時にメールを送信する場合にチェックします。

ルール設定画面:選択式

複数の選択肢から該当する候補を選択します。

ルール設定画面:選択式

PHPエラーなどは、固定の選択肢から検収するステータスを複数選択できます。

ルール設定画面:候補登録

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対象の関数名を指定するなど、検出対象を指定する場合の設定画面です。

イベント一覧

イベント一覧画面

検出されたイベントは、一覧表示が可能です。同一事象(同一PHPコードで同じ事象)の場合には1行にまとめて検出回数を表示します。 

多くの場合、同一PHPコードで大量のイベントが検出されます。まとめて表示する機能がないと、一覧表が同一事象で埋め尽くされてしまいます。 

イベント詳細表示①

イベント詳細表示①

PHPコード全体の処理時間など、発生箇所を特定しない場合の詳細表示です。
どのような環境変数が指定されたか、確認することが可能です。

Zend Studioと連携するためのボタンが表示されます。ボタンをクリックするとZend Studioが起動し、環境変数まで再現された状態で再実行が可能です。
*Zend Studioがインストールされている必要があります。

イベント詳細表示②

イベント一覧画面

検出箇所がPHPコード上で特定できる場合には、コード上の検出箇所や呼出し状況などを表示します。 

コードトレース結果:サマリー

コードトレース

コードトレースは、PHPスクリプトの処理結果を時間軸とメモリ使用量で解析する機能です。PHPコード内のどの部分に問題が潜んでいるか明快に知ることができます。また、優先して対処すべきポイントが明白になります。
これまで、経験や勘に頼っていた、デバッグやパフォーマンスチューニングのポイントが可視化できます。さらに改善策の効果も明瞭になります。 

コードトレース結果:ユーザ関数別集計

コードトレース

コードトレースの内容をユーザ関数別に集計することも可能です。 

Zend Studio との連携

Zend Studio との連携

検出されたイベント情報をワンタッチでZend Studioに送り出すことが可能です。Zend Studioでは、イベント検出時の環境変数を自動的にセットして、問題を再現することが可能です。デバッグ機能を使用すれば、ステップbyステップでの実行も可能です。プログラマレベルで、問題に対処するための環境が整っています。

*モニター機能は、Zend Server Enterprise Editionでご利用いただけます。 Zend Server Standard Editionでは、ご利用いただけません。

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